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- 人件費と梱包資材
人件費や経費を考えるとトレーやブリスターはお得
皆様は製品を梱包する材料として何をお使いでしょうか? もし、トレーやブリスターをお使いでなければ、ぜひ一度ご検討ください。トレーやブリスターは紙の仕切り袋などに比べると、包材費用が増えます。しかし、組み立てにかかる時間や人員(=人件費)を考慮すると、「実はコストダウンになる」ということが珍しくありません。
ここでは、木型による真空成形で梱包材・トレー・ブリスターをご提供する「株式会社朝日化成」が人件費も含めた梱包経費についてご説明します。
わたしたちの暮らしを支える梱包材
私たちの生活をとりまく食べ物や雑貨、電化製品など。日常的に使う様々な商品のほとんどは、保管や輸送のために、様々な方法で、しっかり梱包されています。ここでは、それらの梱包方法の一部と、コストなどを含めた特徴を紹介していきます。
梱包材の分類
日本工業規格(JIS)の定義によると、包装は①外装(包装貨物の外部の包装)、②内装(包装貨物の内部の包装)、③個装(物品個々の包装)の3つに分類されます。使う場面にもよりますが、プラスチック製のコンテナボックスやダンボール箱は外装で、プラスチックトレーやブリスターは、内装または個装に分類されます。
外装のなかま
プラスチックコンテナ
プラスチック性のボックスタイプで、蓋付きのものやキャスター(車輪)付きのものがあります。繰り返し使えるのが最大の特徴で、個別配送や近距離輸送など、主に物流や生産の現場で利用されています。
専用のコンテナを作るには、数百万円~数千万の金型代がかかるため、様々なサイズの規格コンテナ+内装(プラスチックトレー、ダンボール仕切り等)や個装という使われ方が一般的です。
ダンボール
プラスチックコンテナのような耐久性はありませんが、非常に安価な型代で、好みのサイズが作れます。1箱あたりの単価も安く、最もポピュラーな外装といっても過言ではありません。プラスチックコンテナ同様に、内装(プラスチックトレー、ダンボール仕切り等)または個装と組み合わせる事が多いです。ただし、紙粉が発生するため、精密機器や塗装品などの外装ではNGになることもあります。
紙器
ベースとなるコートボール紙やクラフトボール紙などの厚紙に、様々な色やデザインの化粧紙を貼ってできる貼り箱、平らな状態からユーザーが折り曲げて組み立てるトムソン箱などがあります。見た目の美しさや高級感が求められる場面で使われる事が多く、お菓子や贈答品などの外装として広く使われています。プラスチックトレーとの相性も抜群です。
内装のなかま
プラスチックトレーやブリスターは、軟包装とも呼ばれ、通常は外装の中に入れるインナーとして使用します。
紙管
紙製の筒型の入れ物です。折り曲げたくない大きな紙のポスターや設計図など、丸めて紙管の中に収めれば、保管や輸送が楽に行えます。
しかし、紙管の素材は、ほとんどの場合再生紙でできており、コスト面で決して安くはありません。また管の中に送付物を丸めて梱包するのは、手間のかかる作業です。ポスター以外商品の包材には あまり向いていません。
ポリ袋・エアキャップ
世の中でよく目にするのがポリ袋。内装だけでなく、個装にも使われます。材料はポリエチレンやポリプロピレンが主体です。安価で重宝するアイテムですが、包んだり、開封したりするのに手間がかかりますし、開封後のゴミ回収という問題が発生します。
発泡スチロール・発泡ウレタン
断熱性に優れ、緩衝材としても幅広く使える梱包材です。リサイクルされる割合も高いです。とはいえ、「かさばる」「廃棄する時にゴミ袋がたくさん必要」「細かいカスが出る」など、消費者には扱いづらいという印象があるかもしれません。
段ボールでできた緩衝材のように組み立てる手間はかかりません。しかし折りたたみできないため、膨大な在庫スペースが必要で、製造や流通現場ではデメリットです。
紙仕切り
紙トレーと呼ばれることもあります。ダンボールや厚紙を組み合わせて、マスの仕切りや階段式の段を作ります。紙製であるため、コストは非常に安くなります。ただし、たくさんの紙を折ったり、組んだりしなければならないため、セットするのに時間がかかります。
プラスチックトレー・ブリスターをおすすめする場面とその理由
お菓子工場や販売店では、従業員がお菓子を一つ一つ詰めるという作業が発生します。内装として安価な紙の仕切りが使われる事が多いです。しかし、紙仕切りを使う場合、お菓子の箱詰めの前に、仕切りの組み立てという手間のかかる作業が発生します。 工業製品など、ものづくりの現場でも、できあがった製品を一つ一つ詰めるという作業が発生します。輸送時の破損を避けるため、エアキャップなどの緩衝材で包む事も珍しくありません。しかし、緩衝材のラッピングや開封に手間や時間(=人件費)がかかっている事は 意外に見過ごされています。
梱包作業にかかる人件費の削減と輸送の安全性の確保。この両立ができるのが、プラスチックトレーやブリスターなのです。仕切りや緩衝材と違って、箱にトレーを置いて、ポンポンと商品を詰めていくだけ。お菓子などのインナーとして使う場合は、無味乾燥な組仕切と違って、見栄えもよくなります。人件費も含めた費用を総合的に考えた場合、トレーは大変オススメです。
当社は、木型による真空成型で、プラスチックトレーやブリスターを製造している会社です。1種類あたりが数十枚、百枚単位の小ロットで、たくさんの種類のトレーが必要なお客様ほど、他社にはないメリットを提供いたします。もちろん、数十万枚の大ロットのお客様にも対応可能です。
木型真空成形によるトレーの作製についてご質問などございましたら、お電話あるいはメールフォームから、お気軽にお問い合わせください。